2019 4/23 Cuba Havana

2019 4/23 Cuba Havana
今日のレッスンは
Sonのパターン
いわゆる
トゥンバオと言われている
1番スタンダードなコンガの演奏方法だ。

やってみろと言われて
おもむろに
刺さくれたスティックで
8分音符をたたき出す。

スペイン語で
完璧にこれに合わせろと言っている。
(と思う きっと)

ひとまずたたき出すと
ダメとも言わないが
良いとも言わない。

その状態で20分近く叩き続ける。
だんだん良いのか悪いのかも分からなくなった極限状態で
もしかして
最後の2発が僅かに早いのかもしれないと思いほんの僅かに後ろに叩いてみる。

その時の
マエストロLeoは
頷いたのだった。

そう、そこだ
お互い言語が通じない中で
リズムだけが2人を繋いでいる。

ここがジャストなら
やはり
多くの日本人は
前のめりになりがちだし

そもそもコンマ数秒単位で早いのだ。

その後、見た事ない
発展パターンに四苦八苦しながら
ひたすら叩き続ける

集中しなくてはいけないと思いながらも
頭の中では
“ベスト・キッド”のシーンが浮かんできて
にやけてしまう。

日本で10年以上叩いてきても
これなのだ。

その土壌があるから
リズムのマスターは早いが
もしかしたら
邪魔をしている感覚も沢山あるかもしれない

そんな事を考えているうちに
一瞬のうちに

レッスンが終了した。

そのまま
同じ会場でアマチュアの吹奏楽団の
超ハッピーなら演奏を聞いて
幸せなら気分になる。

そう
技術ではなく
このハートなのだ。

そして
その後にルンバチームが
パーカッションをもって続々と登場。

5日感習ったはずのルンバの様々な
パターンを最初の
5秒しか叩かず
インプロビゼーションのみで
永遠に繰り返す演奏を目の前で聞いて
絶望と興奮の狭間に落とされたのだった・・・

ABOUTこの記事をかいた人

あらゆる打楽器を叩く打楽器奏者。 パーカッションの鼓動で人々の未来をクリエイトする人材育成塾『地球バイブレーションプログラム 』を主催。 Seco,Sunchezは『乾いた太陽』という意味です。