【一拍半の感覚は危険と安心!?】
今回は一拍半の感覚についてご説明します。
まず、拍とは一定の間隔で刻まれるリズムのその一つ一つを拍と言います。
ほとんどの音楽では四分音符の事をさします。
ここでは4分音符と仮定して話を進めていきます。
なので一拍半とは 4分音符と8分音符一つです 実際にどう使われるかと言いますと このような使われ方が多いです。
※数字一つが16分音符です。 黒文字がアクセントです。
これが4/4拍子の通常の数え方ですが
❶②③④ ❶②③④ ❶②③④ ❶②③④
例えばこう使います
❶②③ ❶②③ ❶②③ ❶②③ ❶②③④
これはキメの形やバッキングなどで定番の形です。
次に3、2のソンクラーベを読み解きましょう。
❶②③❹ ①②❸④ ①②❸④ ❶②③④
つまり
❶②③ ❶②③ ❶②③④ ❶② ❶②③④
となります。
ではこの形のリズムが世界中の音楽で使われる理由をご説明します。
答えは スリリング感覚と安定感です。
最初に拍感覚をスリップさせる一泊半の感覚がきて 後半の小節で通常の感覚に戻り 安心感をもたらすのです。
クラーベをモチーフに持ち出したのは まさにラテンのダンスを見て欲しいからです。
転びそうなほど前にのめり込み また中心に戻る。
まさにスリップして安定する。
これを繰り返している訳です。
ではずっと一拍半を繰り返しているとどうなるか?
4/4拍子では三小節で一回頭に戻ります。
ちゃんと拍は戻ってきますが、
感覚としてはスリリングな
感覚がずっと続きます。
このスリリングな感覚とはスピード感とも 言い表せます。
この感覚がわかると遅いテンポでもスピード感がある 演奏が可能になります。
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